久しぶりに代官山~中目黒を歩きました。
代官山は特に随分様変わりした印象で、
人の流れも街の雰囲気もくすんで見えました。
空きテナントと低価格店舗が目に付いたせいでしょうか。
駅前の一等地に百均が大型店を出し、
セレクトショップは無人状態、
人ごみは均一ショップばかり。
そこに枯れ葉が舞うものだから、余計に寂しく思えたのかもしれません。
そんな中、待ち人を作る所と言ったら、どこもかしこもパンケーキのお店。
並んでる人達を阿呆だなと横目に見た私も、
彼らから見れば阿呆なのでしょう。
大多数が世の中を支えるのは常ですし、
他人から見ればいつでも自分以外は他者であり阿呆であり、
主観から外れたものです。
即ち異物で異文化、相互理解は必要の無い、通りすがりの他者であります。
街は集合体、
集合体が街、
そんなことを考えながら中目黒のモツ焼きやに吸い込まれビールを吸い込み、
煙まみれの阿呆になって電車に揺られ帰りました。
誰しも個であり、大多数の中の一人。
おもしろいものです。
時に感じるうさんくささ、
これとどう付き合うかが、楽しく暮らすこつかもしれません。
恙無い土曜日に。