私のマゾラインナップの中にとある教師の端くれマゾが居るのですが、
彼の第一印象は「山口一郎に似てるね」でした。
サカナクションというバンドのボーカルの方です。
劇団ひとり、でもよかったのですが、
その頃サカナクションを歌いながら夜の公園を歩く事にはまっていたので
マゾ教師→山口一郎、がインプットされました。
これは今思うと失敗だった。
背格好や顔が似ているから歌を練習して披露しろと命令したのですが、
こやつは、歌どころか日々の事、世間の事、
常識と言われるもの全般に疎いという事実が後ほどわかり、
福岡SM界の山口一郎を任命した事を激しく後悔したのを憶えています。
恐らく音楽どころか音階というものと無縁で、彼が歌うのを聞いたら、
きっとサカナクションが嫌いになってしまう的アンタッチャブルな分野だった模様。
その後、マゾ教師から「歌えるようになりました」という報告は、勿論来ていません。
ホッとする反面、怠けぶりにイラつくのは、女王あるあるでしょうか。
そんな山口一郎率いるサカナクションがこの度紅白歌合戦に出るらしく、
「そう言えば出ますよ!」
と、このやり取りを知っていた全然関係無いマゾからお知らせが来ました。
(なんだか登場人物がややこしいですね。皆さん、ついて来てますか)
その無関係マゾにはそういった何かを任命していなかったので、
小耳に挟んで羨ましく憶えていたのでしょう。
わざわざテレビを見ない私にそんな報告してくる位ですから。
くだらないけど、これは、M男あるあるです。
兎に角、そんなサカナクションですが、
今夜紅白歌合戦に出ることよりも、
先程ライブチケットを発券したら物凄く良番が出てきたので
来年の予定を考えて興奮しています。今の私。
意外かもしれませんが、
絶叫して背中が攣るとか、踊りすぎて頭振りすぎて暫くムチウチとか、
真冬の北海道で半そで開場待ちとか、そういった類のイベントに行くの好きで。
最近はすっかりですが、数年前までは元気にあちこち突撃していました。
あの二時間はマゾ達で言うSMみたいなものかもしれません。
動く!叫ぶ!汗びっちょり!で、なんともいえない解放感にどっぷり浸れる。
気取って洒落た服着てワインとジャズ、とかも好きですけど。
因みに、演歌のコンサートもおじいちゃんと行きますが、
非常に歌が上手くていつも感心します。
ステージでのお話も面白いし、着物もうんといいやつで眼福。
かと思えばクラッシックも好物。
投げ銭ライブもアリ。
どの場にもそれなりの格好をしていて
「絶対私と気付かれないな」と思う装いもしばしば。
でも、そんなどれもこれも同じ私です。
そう思うと面白いですね。
表裏一体ではなく、全部ひっくるめて私。という考え方が私は好き。
人は多面体。球体みたいなもんだから、色んなところがあって、
そうすると裏とか表とかの二面では語れない気がするんです。
と言いつつ、二面気味でどっちかに走って生きる傾向はあります。
全力か脱力かみたいな。
一部の方々はご存知の通り、普段の私は非常にラフ。
オンオフ、どっちかしかなく、しかもオンは全体の5%位。
オフというかラフ、しかもラフすぎ、と思われている気がする。
寧ろオンは無いんじゃないか、
と、私と一緒に歩いた事があるマゾは思っているのではないか。
という訳で、年の瀬くらいオンな状態の私で締めくくろうと思い、
冒頭の写真が今年のそれ。
偶には着飾って出掛けるのも気分が上がって楽しいので、
来年はその機会を増やそうかな。
皆様よろしくね。